今、新事業、店舗の立ち上げ準備をしています。6月予定。
とてもエネルギーが必要な日々が続いていて時間の大半をフルコミットしてる。その影響からなのか、衰えなのか、昨年あたりから頭の中の思考を言語化しにくい。
声がかすれ、どもる。見た目で分かりにくい分、葛藤する。
仕事上わりと致命的なんだけど、ただ今は良い時代で文章を書き、残し届せる手段があるので幸い。
文章にしてみて気づくときもあるし、どんな手段だろうと頭の中を言葉にしてみるのは大事なので、リハビリもかねて少しずつ文に起こす。できること、やりたいことはやる。
理容業の現状
全国の理容師平均年齢が年金受給年齢に並ぼうとしている。
理容業界を取り巻くデータ
・理容市場規模:縮小している
理容市場 H26年 6,473億円 前年比 98,1%
(参考:美容市場) H26年 1兆5,285億円 前年比 98,7%
(資料:㈱矢野経済研究所)・日本の人口予測:顧客の減少
日本 H22年 128,057千人 ⇒ H42年 116,618千人 91,1%
(資料:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(H24年1月推計)」・現役理容師数、軒数:ともに減少
理容師数 H10年 251,859人 ⇒ H25年 234,044人 92,9%
軒数 H10年 142,786軒 ⇒ H25年 128,127軒 89,7%
(資料:厚生労働省「衛生行政報告例」)・理容学校入学者数:床屋担い手の減少
H12年 2,330人 ⇒ H26年 847人 36,4%
(参考:美容学校)H12年 21,538人 ⇒ H26年 18,292人 84,8%
(資料:文部科学省「学校基本調査」)・床屋経営者の平均年齢:高齢化の急速な進展
H20年 61,3歳 ⇒ H25年 64,6歳
(資料:理容統計年鑑)
理容師全体の高齢化に歯止めがきかない。
さらに担い手も少ない。
理容学校の入学者は平成26年には847人しかいなくて、仮に全員が後継ぎ候補としても100軒に1軒も後継者がいないのが現状。
理容師を増やし、育てるにも時間がかかるわけで、理容学校に2年、通信教育なら3年、国家資格をパスし、世間的には就職して、2~3年アシスタントを経てやっと一人前。
個人的にもカットデビューまで3年ほどだったのを覚えてる。もちろん個人差があるので一概にはいえないんだけど、、
ただ、理容師が生き残るには「人材」「教育」「生産性」はいっそう重要なキーワードであることに間違いない。
大多数を占める、60~70歳代の理容師がハサミを置いた時、後継ぎがいない床屋はどうなるのでしょうか??
残念なことに、今のままの理容室はいずれ滅ぶと思っています。
近年、僕には明確なテーマがあって
それは「理容師になってよかった」という人を1人でも増やす。ということ。
15年、理容師やってきて微力ながらも、与えて頂いたものは返していきたい。そういうものだと思ってる。
新店舗は、そのキッカケを作るためだったりもする。
理容業界の流れを変えるにはまずは現状の課題を明確にしなくてはならない。
そして、課題について多くの理容師の共感を得ること。
あとはその課題に対して改善策の再現性を高めていくことで、業界の発展につながるのではないか?を今試行錯誤しているところ。
自分なりに考えた結論としては
・自分なりのビジョン
・人とずらしたポジショニング
・供給不足のテーマやマーケットの選定
この3点を意識するのがポイントかと。
うまくハマればレバレッジのかかりかたが大きく上がり驚く成果が出ると感じます。
理容師の働き方に豊かな変化を。
時代は変わる。切り口も変わる。
そんな理想を実現したいので行動する。
働き方に悩む理容師さん、
特に結婚や育児、手荒れや体調面の影響で続けたくとも続けられない女性理容師さんとつながりたいです。
連絡下さい。共に豊かな理容師像を作っていきましょう。
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