こんにちは、ボーノです。
春は新規出店、オープンが多い時期です。長年勤めたサロンを年度末で退社→準備間も無くしてオープン。という流れが多いためですね。
僕は前職10年勤め、半年後、オープンしました。東京から岡山だったのですが、それでも準備からオープンまでの期間としては早いほうです。
でも、さすがにゆっくりしたかったので、退店してまるまる1ヶ月は海外で放浪してました笑。忙しすぎるのは苦手なもんで、すぐに開業準備に着手される方は尊敬しますよ、ホント。
で、出店にあたり
「組合って入ったほうがいいの?」
「入ると何かメリットあるの?」
なんてことありませんか?
僕自身も相談されますが、結構多い質問ですね。
結論から言うと、状況や人によります。
振興事業貸付制度の融資を利用する、横のつながりがない、わずかな掛け金で互助会制度を利用する等ならありですし、独自の運営方針(営業形態、キャッシュフロー、ノウハウ、業界での情報)をお持ちでメリットが見出せないなら必要はないので。
今回は、組合加入に対して悩まれている方、検討している方の向けての内容です。
理容・美容組合の目的や、入ると良いメリットをご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
理容・美容組合とは
各都道府県に設置された理容・美容組合は、各理美容室の経営向上をサポートして、業界の発展を目指す組織。
理容・美容業界における衛生水準の維持・向上を図る組織ですね。
組合員の経営安定をサポートするための措置を行い、公衆衛生の向上と生活の安定に貢献することが目的。
ようは「経営うまくいってますか?衛生状況は大丈夫ですか??」ということの相談窓口です。一人で運営するより心強いです。
組合に入るメリット
「組合費だけ払ってメリットないでしょ?」
「営業体制やルールとか厳しいんでしょ?」
とかあまりいいイメージ持たれてないですよねw
都道府県によってさまざまですが、情報共有や互助会制度などさまざまなメリットもあります。
いくつか例をピックアップしたので、参考にしてみてください。
互助会制度
・理容室・美容室で起きた事故に対する保険
・結婚・子供誕生に対する給付金制度(年間掛金や加入口数、年齢によります)
・火災・病気入院等に対する保険
以上の保険制度に年間わずかな掛金で加入出来ます。
新規開業への融資制度
国民政策金融公庫の振興事業貸付を、低利かつ長期の返済計画で受けられます。
店舗を新しくするとき、最新の器具を取り入れるときなど、さまざまなニーズに対して資金面からサポート。
生活衛生同業組合の組合員の方には、一般貸付(生活衛生貸付)よりも有利な振興事業貸付を利用できます。
参考記事→【資金調達】何から始めればいい?利益を出すために開業前必ずやっておくこととは?
情報誌の配布
全国の理容美容業界の情報・地域密着系、経営に役立つ情報が届きます。
保障と共済
仕事中に起きた事故、または店内でお客様がケガをした場合も、組合が斡旋している賠償責任補償制度に加入していれば安心して対処することができます。
講習会・セミナー
理美容師に向けた講習会やコンクールに向けた実技研修会を実施、知識を深めたり技術を向上させたりするのに役立ちます。
共同購入
新商品や消耗品などをよりリーズナブルに購入できます。3割以上安価で仕入れることができます。
・美プロ参照
都道府県によって得られるメリットは異なるのでよく確認する必要がありますが、組合加入のメリットはありますし、デメリットばかりではないですよ。
競合とはいえ、周りの理容室・美容室と情報を交換したり、協力して業界を守っていく必要もありますからね。
とはいえ、自身の事業が衰退しては元も子もないので、常日頃から新しい情報、感度あるアンテナを張り巡らせ、常に学びを怠らないことが大切です。
加入しているだけで様々なメリットのある理容・美容組合。
理容室・美容室を経営している、またはこれから独立をする予定ならば、組合への加入について一度しっかりと考えてみてはいかがでしょうか?
ぜひ参考までにどうぞ。
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