東京ベルエポック美容専門学校副校長で
株式会社テーブルカンパニー代表、片山さんに組織運営と事業展開されている酵素浴についてお話伺いました。

そもそも片山さんとの出会いは、僕が運営するサロンお顔そりと酵素浴 kagiroiにご来店頂いたのがキッカケ。
普段、僕はこちらのサロンに立つことはないのですが、その日はたまたま電灯設備の不具合があり、その立ち会いの為サロンにいました。
で、そのときサロンに電話でお問い合わせ。
あいにく、その日は埋まっていて翌日にスケジュールを調整頂き、ご来店されたのが片山さん。仕事の都合で大阪に来られてたようで、本来なら翌日東京に帰る予定が岡山で一泊され、わざわざカギロイにご来店頂きました。
「僕は東京で酵素風呂のサロンを運営しているんです。」
お話を伺うと片山さんは岡山出身。
しかも、僕と同じ専門学校を卒業され、20代の頃は岡山で理容師をされていたようです。
その後、海外へ渡り、ヘアメイクやスパのお仕事を経験され帰国。東京に拠点を移し、美容師のライセンスを取得され事業を起こし、教育機関にも携わられている。。話せば話すほどに興味深い。。
偶然が偶然を呼んだご縁。普段ならお会いするタイミングはなかったのですが、縁とはこういうものなんでしょうね。
「そうなんですか。じゃあ、今度サロンへお邪魔してもいいですか?可能でしたらお話いろいろ聞かせて下さい」
お顔そりと酵素浴 kagiroiを立ち上げ3ヶ月。
自分ながらに「酵素風呂とはこういうものなんだ」「遠隔運営はこうしたほうが良いな」「市場マーケはこんな感じかぁ」等々…
なんとなく景色がぼんやり見えてきました。
とはいえ、悩みは絶えることなく(むしろ増える一方)若輩新参者があーだこーだ考えるくらいならさっさと行動を起こしたほうがステップが早いので、業界の先駆者の方へ教えを乞うたわけでございまする。

(片山さんの運営するnifuで酵素浴体験させて頂きました)
自分の知るべき、やるべき事が分かっていながら、行動に移せないことほど恐しいものはないように。
片山さん、お忙しいなかありがとうございました。
理容師・美容師は誰かの人生を最速で変えることができる仕事
理容師・美容師の仕事は一瞬でお客様を元気にさせたり、お客様を笑顔にする。あるいは、お客様の暮らしを豊かにすることができるという価値です。
今までは。
じゃあこれからは?
コンビニよりも、信号機よりも多い理容室・美容室。
インフラになりうる数を持つ理容室・美容室が、「未病」分野を担当し、価値を増やすこととが可能な時代ではないかと思うのです。
身近なものだと、例えば「歯」
最近は歯医者さんも、虫歯にならないように予防する取り組みや意識を患者さんに呼びかけてますよね。
虫歯になってからの治療ではお金もかかるし、元の状態に戻ることは少ない。悪い状態になる前にメンテナンスした方が日々の生活でストレスフリーですし、結果的に時間も費用も低コスト。
いかに「削って」「抜いて」という治療行為をしないで、予防をし、歯の健康寿命を延ばすか?そういう取り組みにシフトしている気がします。僕だって死ぬまで自分の歯を残していたい、痛いの嫌ですし、何より食べ物の楽しみって人生の中でかなり大きな一つじゃないですか。
近年、始まっているヘアサロンでの「遺伝子検査」「リンパ測定」「波動検査」
これらの取り組みも「未病」や「予防」と言った分野のサービスの一つ。もはやヘアサロンでの取り組みは髪を切るだけにとどまりません。
髪型や髪質において「キレイになる」「ステキになる」「整える」場所であるヘアサロンは、サービスの体験を通じて「心身を落ち着かせる、安定させてくれる」「楽しい情報を提供してくれる」場所という価値もあります。
ですが、時代は高齢化、人口減、雇用の難しさ。今まで継続していたサービスを提供し続ける大変さ。経営者の立場からすると本当に難しい時代ですよね。
過去の常識にしがみつき、可能性の価値を広げる対策に乏しい変化のない現状は間違いなくパンクすると考えていて、さまざまな環境が整ってる時代だからこそ、髪を切ることだけではなく、アプローチできることがないだろうか?
これからの時代、理容室・美容室の価値は「未病」を担当する事となるでしょう。
もともと保健所の管轄で営業許可が下りている理容室・美容室。
定期的に通う健康診断ができれば一石二鳥じゃないですか?
現在、全国に過去最高の約25万件あると言われる美容室。
減少続く約12万件の理容室。
合わせて約37万件。
病気になったら行く「病院」
病気にならないように行く「理容室・美容室」
そんな未来も遠くはないかも。
理容師・美容師の価値は時代とともにどんどん増える。
心身をキレイにし、整える場所としての役割を担う場所だけではなく、髪を切らない理容室・美容室の価値の創造が実現できたならば?
これからは、今まで以上の役割を担うことになっているのです。
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